おむすびファン

首都圏のおにぎり店を紹介しながら、「むすび」の魅力を共有できれば幸いです!

おむすびとは

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おむすびとおにぎりの違い

世間では、おにぎりと言う人がほとんどです。おむすびとおにぎりの違いについての明確な説明はなく、通常はどうでもよいことです。どうでもよいことが気になる「おにぎり・おむすびファン」のためのコーナーです。

この違いに拘る人を初めて見たのは、2002年。おむすび権米衛代表の岩井健二氏が米の自給率や戦後の食変化について講演されている中でのことです。機械化によるものでなく、一つ一つを愛情をこめて手むすびで造られたものが「おむすび」だと語っておられたように記憶しています。

このサイトでも、機械により大量生産されたものとの違いとして、手造りのものを「おむすび」と呼ぶことにします。

森のイスキアという青森県の施設を主宰された佐藤初女さんも、心をこめて米粒一つ一つを結ぶということから「おむすび」と表現されていました。

おむすびの歴史

起源

米を携帯できる手のひらに載る形状(三角から丸まで)にしたということでは、その起源を平安時代の「屯食(とんじき)・・もち米」とするのが一般的。その後、鎌倉時代にはうるち米が使われ、江戸時代になると海苔でつるむようになったらしい。

そもそも現代とは米の扱いが違い過ぎて、比較するのは困難です。

現代のおにぎり

米の需要が激減する中、日常の光景としておにぎりを認識できるのは、良くも悪くもコンビニエンスによる販売のおかげだと言えます。セブンイレブンが手巻きおにぎり販売を開始したのが1978年、創業者の鈴木敏文氏に関する書籍によると「絶対に売れな」と社内外に関わらず全て批判的であったとのことです。また1日3回配送を始めた時も同じように批判されたとか・・・

しかし、この1日3回配送するという鮮度に拘ったセブンイレブンの対応こそが手巻きおにぎり販売のキーワードだったと思うのです。2018年に公表された年間22億個販売という数値には驚くばかりです。

コンビニの手巻きおにぎりが販売される前の昭和では、残ったご飯を使用して「握り飯」と呼んでいた記憶があります。その呼び方は地域によっても差があるようです(「にぎり」「むすび」等)

※執筆中